日本酒が1日飲み放題のイベントがあるらしいと聞いて、日本酒が好きな方なら気になりますよね!私もそんな日本酒好きな一人。
調べてみると、毎年新潟県で開催される日本酒イベントで、県外からも沢山の参加者がいるのだとか。新潟県の酒造さんが沢山集まって、1日2,000円で試飲し放題、気に入れば購入もできて、新潟のフードメニューも豊富!!これは是非とも行ってみたい!というか、行かない訳にはいかない!!
そんな、日本酒好きには堪らないイベント「にいがた酒の陣2019」へ行ってきました♪
1.にいがた酒の陣とは
1-1.概要
ドイツで開催されるビールの祭典「オクトーバーフェスト」をモデルに、新潟の地酒と食を楽しもうと始まったにいがた酒の陣。新潟県酒造組合50周年を記念して2004年から開催されています。多彩なステージや日本酒セミナーなどが、飲食以外でも新潟を感じられるイベントです。
会場は新潟駅からバスで約15分、朱鷺メッセというコンベンションセンターの展示ホール。10時から18時まで開催されていて、時間制とかじゃないから朝から夕方までぶっ通しでいてもOK!たくさんの酒造さんの日本酒を試飲し放題!!
もちろんフードメニューも豊富です。日本酒に合う新潟の料理も一緒に楽しみましょう♪
1-2.入場料
入場自体は無料!ただし、試飲する場合は専用のお猪口を貰うために試飲チケットが必要になります。前売り券が2,000円、当日券は2,500円なので前売り券をあらかじめ購入しておきたいところです。また、15時以降の入場であれば当日限定販売1,500円のアフター3チケットがお得です。
1-3.アクセス
バス
新潟駅前3番乗り場から「佐渡汽船」行きのバスで約15分、「朱鷺メッセ」下車。にいがた酒の陣の期間中はたくさんの参加者が押し寄せるので、8時から16時まで間は5~10分毎に運行されます。運賃は片道210円。SuicaやPASMOなどの交通系ICカードが使えますが、オートチャージを含むチャージはバス車内で一切できないのであらかじめチャージ残高を確認しておいた方がよさそう。
徒歩
新潟駅から徒歩では20分。バス待ちの列がすごいことになっていたら、歩いた方が早いかもしれません。
2.いざ出陣!!
2019年の開催は3月9日(土)、10日(日)の2日間。この日の新潟駅周辺の宿泊費は結構高騰しているらしく、宿泊代がもったいないので、土曜日に日帰りで参戦することにしました。
2-1.上越新幹線で新潟駅へ
2週間前くらいに新幹線の空き状況を見たら、空きが沢山あったので「混雑しなさそうだし自由席でいいか~」と思っていたのですが、開催2日前に確認すると新潟駅に午前中到着する新幹線は全て満席!!完全に油断しておりました。
仕方ないので大宮駅から自由席に乗車。座れるかもと2階建てのMaxときを選びました。
並びの席はとれませんでしたが、大宮からでも3人席真ん中にギリギリ座れました。やはり指定席を取っておくべきでした。
2-2.新潟駅からは徒歩で
10時半頃新潟駅に着くと、なにやら行列が。。。
バス待ちの列えげつな!!と思ったら、どうやらタクシー待ちの列のよう。
バス待ちはこちらでした。どちらにしろ大混雑。150人くらい並んでいたでしょうか。
バスを待つより歩いて行った方が早そうだったので、腹ごなしも兼ねて徒歩で朱鷺メッセへ向かいました。晴れて暖かかったおかげで爽やかな気持ちで朱鷺メッセに到着。
3.会場の様子
3-1.混雑具合
朱鷺メッセに到着すると、恐るべき光景が…!すごい人数が並んでいる…
写真では行列はKまで伸びてることになっているけど、実際はMくらいまで行ってた。想定外の混雑具合であることがよくわかります。
最後尾に行くだけで10分以上歩いたと思う。こんなに沢山会場に入れるの??という疑問。並びながらビールとおつまみ片手に盛り上がっている集団もいました。笑 みんなほんと酒呑みだな〜!
さて、1時間ほど並んだでしょうか。並んでいても列はスムーズに進むので、あまりストレスは感じませんでした。
ドドン!やっと入場できました。会場やべぇ!!人だらけだ!!
これは12時頃の写真。この時間はまだ自分の行きたい方向に難なく歩けました。ここから更に混雑は増す一方で、15時頃になると満員電車の様相。行きたいところになかなか辿り着けません…
3-2.酒造ブース
酒造は全部で83ブース!!全部回るだけでへべれけになりそうですね〜。今回は撮れた写真だけご紹介します〜とにかく沢山試飲しましたよ!普通に各酒造のところにいる方に「ください!」って言えばくれる。別に何か話さなきゃいけないわけでもないし、超簡単に試飲がもらえます。コミュ障でも大丈夫!!
新潟第一酒造さん。最初に試飲させてもらった酒造さんです。夫がここの「山間」という日本酒が好きなのです。
これは確か加茂錦酒造さんのマルビン。バーテンダー風の衣装を身にまとったキレイ目なお姉さんにお酒を注いでもらいました。男性陣鼻の下伸びてます。笑 私もイケメンの人から貰えば良かった。くそう。 ちなみにここのマルビンという日本酒がすごい人気のようで、買うのに行列ができていました。ちょっと高かったので買わなかったけど、美味しかったです。
こちらは麒麟山酒造さんの、その名も麒麟山。美味しかったのでリーズナブルなものを購入しました。
こちらは上善如水でおなじみの白瀧酒造さん。有名どころなのでそれはそれは人が沢山いました。搔きわけないとお酒配ってる人のところまで辿り着かない…。まあるい緑の瓶のお酒がフルーティーで好みだったんだけど、夫は黒い瓶のものが気に入ったよう。酒の陣限定っていうのもお土産にはいいですよね〜。
緑川酒造さん。
田原酒造さん。
原酒造さん。
菊水酒造さん。樽酒サーバーがありました!樽の香りがプンプンしました。
出展された日本酒のボトル。各酒造さん1本ずつなのかな?圧巻ですね!
3-3.フード・物販等ブース
牡蠣と雲丹に惹かれて…
買ったが最後、美味しそうすぎて写真を撮るのも忘れてペロリと食べてしまいました。。。かろうじて残っていた雲丹を撮影。これ、向こう半分はもうありません。笑
こちらはイカワタはさみ揚げの屋台。ご覧の通り、どこの屋台も行列。買うのに時間がかかります。日本酒と飲みたいけど、試飲の日本酒だと待ってる間になくなってしまう。。。ここで買ったツマミと飲みたい場合は、瓶1本購入してゆっくり飲むべきですね。
栃尾の油揚げで挟んだイカワタ。美味しくないわけがない!!すぐなくなる!!
4.攻略法
より快適ににいがた酒の陣を楽しむためのアイテムや心がけをご紹介しましょう。
・お猪口ホルダー
試飲する際に必須なのがお猪口。でもお猪口をずっと手に持ち続けると結構邪魔なんですよね。お財布出したり買ったもの受け取ったり、トイレ行ったり…いちいち邪魔。割らないように注意していなきゃいけないし、カバンに入れるにもベトベトしてるからちょっとヤダ。そこで活躍するのが、このお猪口ホルダーです。会場入ってすぐのところに1000円で売っていました。首からぶら下げておけるので両手が空きます。これでお猪口を落とす心配もなし!
・リュック
お酒を買ったりフードを買ったりしていると、手がふさがる。試飲の際はお猪口を持っている。カバンを手で持っている余裕はありません!両手が空くようにリュックで行くと捗ります。
私は無印良品の「肩の負担を軽くする 撥水 リュックサック」を持って行きました。左右の側面にペットボトルを入れられるので和らぎ水を常備できるし、大容量だし重く感じないので、寒い新潟にも対応できるよう防寒着も詰めておけますし、帰りは買った日本酒を入れて持ち帰れます。便利〜!
・サコッシュ
リュックを背負っていると、お財布出す時とかトイレ行ってハンカチ出す時とか、いちいちリュックを肩から外してゴソゴソしないといけませんよね。でも大混雑の会場内ではそれもやりづらいもの。そこで、サコッシュに財布やスマホ、ハンカチなどすぐ手に取りたいものだけを入れておけば支払いも動きもスマートです!
・やわらぎ水
これは酔っ払い防止にマジで必須。入場すると貰える500ミリペットボトルの水だけでは全然足りません!実際、私は1.5リットル、夫は2リットル飲み切りました。それでも夫は酔っ払って気持ち悪くなったぐらいですから、意識的に水を摂取していかないといけませんね。
会場でも500ミリリットルを120円で販売していました。混雑してくると買いに行くのも大変なので、1リットルくらい持ち込むと安心ですね。(持ち込みはルール違反なんですが、水は許して欲しいところです)
・つまみ
これも本当は持ち込み禁止なんですが…私、おつまみなしだとあんまりお酒飲めないんですよ。だから、チミチミつまみながら試飲したい。会場で売ってるフードメニューは器が大きかったり、アツアツだったり液体を含んでたりで持ち歩きには適していない。混雑している会場内をウロウロしながら、チミチミつまむのにはこういう乾きものが一番いいんだよね〜。酒造さんで干し海老的なおつまみを売ってるところがあって、いいなと思いました。新潟の美味しい乾きもの売ってくれれば持ち込みしないで会場で買うよ!
今回持って言ったのは無印良品の「切れ端いかくんせい」と「マスカルポーネチーズたら」。日本酒に合いました。
・トイレ
トイレはかなり混んでます。男性トイレも列ができてるし、女性トイレは屋外に仮設トイレまで設置してるけどやっぱり行列。10分くらいは待つの覚悟。しかも、皆さんお酒をたくさん飲まれるのでだんだんベロベロになってきて、寝ちゃう人とか吐く人とか出てくるみたいなんです(Twitter情報)。だから回転悪くなりますよね。
だから、やべー漏れそう!ってなってからトイレに行ったんでは遅すぎます。まだいいかなーって時に並びましょうね。
・適度な休憩
ずっと混雑した会場内にいる必要はありません。飲みすぎたな〜とか、外の空気が吸いたいな〜ってなったら外に出ましょう!再入場できるから大丈夫です!
外で寝てる人とか宴会してる人たくさんいます。気にせず適当に座って休憩しましょう。こんな感じで外の通路にみんな出て思い思いに過ごしています。川沿いなので割と雰囲気もいいし、気分転換に丁度いいですよ。
5.戦利品!
・さかすけのレアチーズケーキ
さかすけブースでオススメされていて、試食が美味しかったので思わず購入。冷蔵品かと思って家に帰って冷蔵庫に入れたんだけど、冷凍だったみたい。冷凍なら1ヶ月くらい持つけど、解凍すると2日で食べなきゃいけなくなるので要注意。
酒粕を使ったレアチーズケーキ。ふわふわで丁度いい甘み、そしてふわっと香るお酒の香りが酒飲みにはたまりません。
・白瀧酒造 酒の陣限定酒 my time
・長谷川酒造 越後雪紅梅 春純吟
・原酒造 越の誉 純米大吟醸無濾過生原酒(酒の陣限定)
・麒麟山 伝統辛口 酒の陣限定ラベル
・住乃井酒造 万寿桜 本みりん
やはり酒の陣限定には弱い。そして、本みりんを試飲させてもらって物凄く美味しかったので勢いで購入!今後の我が家の煮物の躍進が期待される。
6.2020年からはルールが変更に
ちょっと写真が見にくいですけれども…来年からルール変わっちゃうよ!!
①試飲回数券つきのチケット制に
入場するのに試飲回数券つきのチケットが必要になります。未成年は入場不可。
②試飲は回数券と引き換えに
今まで好きなだけ試飲できたのですが、来年からはわざわざ回数券を渡して試飲することになりそう。入場券を買うと付いてくる回数券は12枚ということだから、今までみたいに気軽に試飲できる感じではなくなってしまいますね。回数券は追加購入もできるみたいですが、、、試飲1杯いくら、となるとわざわざ新幹線代払ってまで東京から行く価値は感じられないかも。
③試飲会場とは別に、無料で入場できる会場を用意
試飲会場外でもお酒と料理を楽しんでもらいたい、って、どういう感じになるのかあまり予想できませんね。ただの新潟物産展とかご当地フードフェスみたいなのだったらつまんないなぁ…
今までは好きなだけ試飲ができて、知らなかった美味しい日本酒に出会えるっていうところが売りだったと思うのですが、気軽に試飲できないとなると、知らなかった美味しい日本酒に出会うっていうのも難しくなってくるのでは…知らないお酒なのにわざわざ1杯いくらってお金払う?まぁ払うかもだけど、今までみたいにチョロっとという量では満足できないよね。せめてお猪口半分くらいは注いでもらわないと!いくら試飲しても同額だからどんどん試飲して好きなものに巡り合えていたのではなかったのだろうか。
7.二次会
にいがた酒の陣、沢山飲んで食べて買って、ってしていたらやっぱり限界を迎えそうだったので、限界を迎える前に撤収。16時過ぎまでいたかな。
そして、18時台の新幹線の指定席を取ってあったので、それまで二次会!ちょっと言ってることおかしいけれども。最後の呑み気(?)を振り絞って行ってきました!駅近の居酒屋さん、ひげ組合の下の河童というお店です。
予約なしだったのですが、ギリギリカウンターに滑り込み。その後は予約なしのお客さんは断られていました。
刺身三種盛り合わせ
甘エビの唐揚げ
鮭の酒浸し。これがまた日本酒に合うのよ!
郷土料理のっぺい煮
ここではビール1杯ずつと、日本酒1合で締め。やはり沢山飲んだ後だからお酒の進みが悪かったです。
この後新幹線に乗って爆睡しながら無事帰宅しました。
8.おわりに
いやぁ、実は飲みすぎてベロンベロンになって、帰れなくなるんじゃないかと心配していたんですが、和らぎ水を大量摂取したおかげで杞憂に終わりました。めでたしめでたし。来年からはルールが変わるらしいので行くかどうかは詳細がわかってから検討したいと思っています。