北海道といえば雲丹!雲丹といえば積丹・利尻が有名ですよね。利尻の雲丹は、良質な利尻昆布をたくさん食べているから美味しいのだそうです。
ホテル「雲丹御殿」は、漁師のオーナーさんが自ら獲った利尻の雲丹を色々な料理で提供してくれる、まさに雲丹三昧ができる雲丹御殿!
普通では考えられない雲丹三昧の夕食は最高のひと言。皆様にもぜひ知っていただきたく、ご紹介します。
- アクセス 鴛泊港から車で約7分、送迎あり
- チェックイン おとなしいワンちゃんが迎えてくれる
- お部屋 快適に過ごせる洋室ツイン
- 大浴場 利尻昆布が入った面白風呂
- お料理 まさに雲丹御殿。ウニ三昧。
- 施設概要
- まとめ まさに雲丹三昧ができる宿、また泊まりたい!
雲丹三昧ができる雲丹御殿の噂はかねてから聞いてはいましたが、実は雲丹御殿、年中営業しているわけではなく、雲丹が獲れる6〜9月にしか営業していないんです。それなら来年の夏に行こう!と考え、雲丹御殿での宿泊を主な目的として北海道旅行を計画し、半年以上後のお盆期間に予約を入れたのでした。
夫が予約を入れた際にも既に残室数は少なく、満室の日もあったほど。人気の宿なので、早めの計画・予約が必須です。
アクセス 鴛泊港から車で約7分、送迎あり
雲丹御殿は利尻島にある宿なので、最寄駅はありません。稚内からのフェリーが発着する鴛泊港から車で約7分ほど。利尻空港からは車で約15分。鴛泊港、利尻空港、鴛泊登山口からの送迎はしてもらえますが、沓形港は対象外なので注意が必要です。
なお、お迎えは利尻空港着13時40分以降、フェリー(鴛泊着)は14時以降。
私たちはフェリーが13時頃着いて、鴛泊港で1時間も時間を潰せそうになかったので、徒歩30分くらいの利尻富士温泉へ行ってからフェリーターミナルへ戻り、15時頃に電話してお迎えに来てもらいました。
鴛泊港から送迎車に揺られて10分もしないうちに到着しました。
チェックイン おとなしいワンちゃんが迎えてくれる
これが待ちに待った雲丹御殿です!!
フロントでは小さなワンちゃんが寝ていました。知らない人に触られ慣れているのか、全く動じません。
チェックイン時に夕食の時間を決めました。たしか18時と19時(だったと思う)で選べて、私たちはサンセットが見られるかなぁと期待して18時にしました。
朝食は7時〜8時半までの間の好きな時間に行けば良いようです。
雲丹御殿には大浴場がありますが、15時〜23時と翌朝5時〜8時半の時間帯で入浴が可能。
帰りの送迎は7:50、8:20、10:00の3便があるようでした。私たちは翌日借りるレンタカー屋さんが宿まで迎えにきてくれたので、帰りの送迎は利用しませんでした。
館内案内 14室の小さなホテル
雲丹御殿は全14室の小さな宿です。3階建てで、2,3階は客室、1階が共用スペースとなっています。1階にはフロント・エントランスホールのほか、レストランと大浴場があります。
フロント横には小さなお土産コーナーがあり、地元のお酒などが売っていました。エントランスホールからは利尻の海がすぐそこに見えます。
エントランスホールからはテラスに出られるようになっていて、より海を近くに感じることができました。この日はあまりお天気が良くなかったですが、晴れていればとても良い景色だと思います。青くて小さな可愛いお花が咲いていて癒されます。
また、エントランスホールにはお茶やコーヒーのサーバーが置いてあり、無料でいただけます。
レストランには大きな窓があり、海を見晴らすことができます。夕食・朝食ともにこちらのレストランでいただきました。
自販機はコカコーラ。お酒の自販機はアサヒだけど、サッポロクラシックも売っています。
お部屋 快適に過ごせる洋室ツイン
雲丹御殿のお部屋は、洋室ツイン・和室(6畳)・和洋室(31㎡)・和洋室(36㎡)・和洋室(50㎡)の5種類があります。洋室ツインと和室が一番リーズナブルで、この2種類のお部屋は1名でも宿泊が可能です。
私たちは雲丹が食べられればお部屋のグレードや広さにはこだわりがなかったので、空きのあったリーズナブルな洋室ツインに宿泊しました。
雲丹御殿は夏にしか泊まれませんが、平日・土日関係なく料金が一律なのがありがたいです。
私たちが泊まった洋室ツイン。広くはありませんが狭くもなく、必要十分です。お茶菓子に「とろろ巻昆布」が置いてあり、これが美味しかった!フロント横でお土産に売っていたし、姫沼のお土産屋さんなどにも置いてありました。
ユニットバス。お風呂は大浴場があるので使いませんでしたが、備え付けのシャンプー・コンディショナー・ボディソープはコーセーのSTEPEHEN KNOLL。歯ブラシ、カミソリ、ボディタオルなどのアメニティのほか、POLAのアロマエッセのシャンプー・コンディショナー・ボディソープのミニボトルセット×2と、同じくアロマエッセのクレンジング・洗顔料・化粧水・乳液のパウチセット×2が置いてありました。化粧水等まで用意があるのはありがたいですね。少しお高めの宿泊施設だということを思い出しました。
大浴場 利尻昆布が入った面白風呂
大浴場は男女同じ大きさで、特に入れ替えはありません。洗い場は6箇所くらいだったと思う。
温泉ではありませんが、湯船に利尻昆布が入っていて面白いです。笑 窓を開け放って景色と露天風呂感を楽しみたいなぁと思ったのですが、虫が入ってくるから窓は開けないでくださいとの注意書きがありました。
シャンプー類は、お部屋に備え付けられていたものと同じSTEPHEN KNOLLでした。
脱衣所の洗面台にはコットンや綿棒、カミソリなどが置いてあり、クレンジング、洗顔料、化粧水、乳液に加えてヘアエッセンスまでPOLAのアロマエッセシリーズが揃っていました。至れり尽くせりです。そして、ドライヤーはダイソン!私は髪の多さが半端ないのでちょっと風量が物足りないと思ってしまいましたが、ダイソンのドライヤーって結構高いから、女性の皆さんは嬉しいのではないでしょうか。
お料理 まさに雲丹御殿。ウニ三昧。
雲丹三昧しにきたので、夕食の雲丹が楽しみすぎます!!
夕食 雲丹をたらふく堪能。雲丹ご飯が最高!
まずはドリンクメニュー。ビールから日本酒、麦焼酎、芋焼酎、利尻昆布焼酎、利尻昆布梅酒、ハイボールなど。もちろんソフトドリンクもあります。
日本酒は北海道のお酒がいくつかと、ワインもありました。
こちらが本日のお品書き。雲丹の文字がいっぱい♡あわびやホタテもありますね!
席に着いた時に既にセッティングされていたお料理たち。今年は雲丹が不漁だそうですが、雲丹料理がいくつも並んでいます。最後にうにご飯も来ますからね!
まずはサッポロクラシックで乾杯です!北海道ではサッポロクラシックばっかり飲んでました。瓶ビールが空いたら、国稀など日本酒をいただきましたよ。
食前酒は山葡萄の果実酒。けっこう甘味があって美味しいです。先付は、左から帆立の塩辛・雲丹の炙り焼き・岩海苔と昆布の佃煮。どれもお酒のアテにとても良い濃い味です。ホタテがシャキシャキした食感で面白く、雲丹ももちろん美味でございます。
冷鉢はあわびの水貝。お造りは甘エビ、たこ、カンパチ、サーモンの炙り。前日食べた稚内のタコしゃぶがとても美味しかったけど、ここでもタコが美味でした。甘エビも甘味と旨味がねっとり濃厚。
煮物は旬の魚の煮付け。この日はニシンの煮付けでした。焼き物は殻付き帆立。美味しくないわけがない。北海道の海、ありがとう。
蒸し物は雲丹の茶碗蒸し!雲丹が乗っていて豪華です♡ 揚げ物は揚げたての天ぷら。エビとイカと、あと何だったかな。昆布の天ぷらも付いていて昆布塩で食べます。揚げたてサクサクで美味しかった。
お品書きには書いてありませんでしたが、生うにもありました♡バフンウニとムラサキウニのどちらも入っていて食べ比べできる…どちらも美味♡
食べ終わるくらいで、ご飯とお吸い物が登場。お吸い物は雲丹の三平汁。出汁がよく出ていて美味しい。ちょっと飲みすぎてもこのお吸い物でチャラです。ホッとする味。
そして、夕食のメインはこれ!雲丹ご飯♡♡♡生の雲丹がたっぷりと乗ったご飯は2種類のウニ(ムラサキウニ、バフンウニ)どちらも存分に味わうことができます!最高に美味しい、幸せでしかありません。少し醤油を垂らして食べると格別です♡目を閉じてゆっくりと味わう雲丹は濃厚でただただ美味しい。本当にありがとうございました。
最後は自家製プリンとお茶で〆。昆布塩をかけたプリンも程よい塩味と旨みがあり美味しかったです。
ちなみに、ざるウニや鮑の踊り焼を追加することも可能。私たちはお腹いっぱいだったのと予算がないので追加はしませんでしたが、お腹とお財布に余裕のある方はざるウニなど追加してみてはいかがでしょうか。
朝食 濃厚な塩ウニが食欲をかき立てる
朝食も1階の同じ会場で、同じ席に座っていただきます。ハーフビュッフェになっていて、あらかじめ席にセットされているおかず類と、ビュッフェで自由に取れるものとあります。
こちらは席にセットされていたもの。お米に合いそうなおかずの数々。黄色の食器に入っているのは塩ウニ!これが濃厚で美味しかった…♡お酒が欲しくなりました。笑
さつま揚げと、わかめのしゃぶしゃぶ。朝からしゃぶしゃぶとは豪華ですね。利尻昆布でとった出汁にしゃぶしゃぶして、ポン酢で食べます。美味い。
こちらがビュッフェ台。お米、味噌汁のほかパンもありました。
品数は多くはないですが、好きなおかずを選べるので良き。ホタテカレーもありましたが、遅い時間だったからかホタテはほとんど入っていませんでした。笑
施設概要
施設名 ホテル雲丹御殿
住所 〒097-0101 北海道利尻郡利尻富士町鴛泊野塚
チェックイン 15時(最終18時)
チェックアウト 10時
総客室数 14室
アクセス 鴛泊港フェリーターミナルより車で7分
まとめ まさに雲丹三昧ができる宿、また泊まりたい!
夕食の雲丹ご飯が衝撃的だった雲丹御殿!
色々なブログの宿泊記を読むと、殻のままのウニが出てくると書いてある記事もあるのですが、おそらくその時の状況によって出てきたり出てこなかったりなのかな、という感じです。朝にも出てくると書いてあったのでちょっと期待していたのですが、今回は元々「今年は雲丹が全然取れない!」と言われていたのと、数日前からずっとお天気が良くなかったので、用意ができなかったのかな〜と勝手に想像しています。出てきたらラッキー!ぐらいのスタンスで行かれることをお勧めします。
とはいえ、殻付きの雲丹が出てこなくても十分な量の雲丹が出てくるので、十分オススメ!特に(何度も言ってすみません)夕食の雲丹ご飯!たっぷりの雲丹が惜しみなく乗っていて、しかもすごい美味しかった!
またこのウニを食べに、夏の北海道に来たいなと思うくらいです。利尻島は真夏でも涼しく過ごしやすく、景色は良いし、観光地も混んでいなくて良い印象が残っています。ぜひ皆さんも雲丹御殿を楽しみつつ、利尻島観光に行ってみてはいかがでしょうか。