オトクトリップ!

オトクなトラベルハックと宿泊記

古都・奈良を味わう「紫翠 ラグジュアリーコレクションホテル奈良」宿泊記

「紫翠 ラグジュアリーコレクションホテル奈良」は、奈良公園西端に位置するホテルです。外資系のマリオット・インターナショナルが手がける最高級ブランド「ラグジュアリーコレクション」を冠するホテルで、日本国内では5軒目(4軒はザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町、翠嵐京都、HOTEL THE MITSUI KYOTO、イラフSUI)。日本の美しい自然、エリアの独特な文化を取り入れた、森トラストの「翠 SUI」ブランドのダブルネームホテルで、翠ブランドは翠嵐京都、イラフSUIに続く3軒目となります。

2023年8月29日に開業したばかりの新しいホテルです。予約開始時に少ないポイントで予約が取れたので、2023年9月に早速滞在してきました。

我が家はMarriott Bonvoy プラチナエリートを持っており、Bonvoyポイントを貯めてポイント宿泊を楽しんだりしています。今回の滞在では、新規ホテルが予約開始する時を狙って1泊41,000ポイントで予約しました。新規ホテルだと最初少なめのポイントで予約できることがあるんですよね。少なくとも1部屋7万円以上するホテルで、三連休前日のまぁまぁな繁忙期だったので、ポイント単価としてはかなり良いです。

アクセス

紫翠ラグジュアリーコレクションホテル奈良の最寄駅は近鉄奈良駅。近鉄奈良駅から徒歩約12分で到着します。

チェックイン

ホテル入り口は意外とこぢんまりとしています。ここから車も入るというのだからびっくりです。私たちは電車だったので徒歩で到着しましたが、車で行かれる方は駐車スペースが少ないので、事前に予約をしてから行った方がいいようです。

入口には紫翠奈良の金ピカのロゴ

入り口の門をくぐると、大正時代に建てられたという旧奈良県知事公舎のメイン棟がお出迎え。建物入口の壁が黄色いのがちょっと不思議です。そういうデザインなのだろうな?

ここの台で予約名を告げると、中のスタッフと連携を取って案内してくれました。

入口扉の左右には、紫翠奈良とラグジュアリーコレクションのロゴが掲げられています。ダブルブランドなので、こうなってるんですねぇ

紫翠とラグジュアリーコレクションのロゴ銘板

ラウンジ寧楽(なら)

チェックイン手続きは、ラウンジ寧楽(なら)で冷たい大和茶をいただきながら。

右の写真は夜撮ったものなので暗いです
夏の暑い時期だったので冷たい大和茶が嬉しかった

チェックイン時にはプラチナ特典として、お部屋のアップグレードがありました!今回もポイントでボトム部屋を予約していたところ、温泉付きのお部屋へアップグレード!温泉が付いていると嬉しいです♡

また、プラチナ特典のウェルカムギフトはポイントorスイーツor朝食が選べます。朝食は通常1名6,000円弱ほどするので、迷わず朝食をチョイス。翌日は次の目的地までの移動で12時前にチェックアウトしなければならなかったので、レイトチェックアウトはお願いしませんでした。

Bonvoy会員であるかどうかに関わらず、宿泊者はホテル敷地内の茶寮「世世」で開催されるガーデンディライトへも参加できます。

御認証の間

旧県知事公舎の応接室「御認証の間」は、1951年11月、昭和天皇がサンフランシスコ講和条約と日米安全保障条約の批准書に署名した場だそうです。円卓や椅子、調度品がほぼ当時のまま残されています。

そのほかにも、歴史がありそうな襖とか、盆栽とか、まぁすごいです

すごい(語彙力…)

お部屋

ポイント宿泊で、プラチナエリートということで、更に上級のアンバサダーやチタン会員が沢山いるため基本的にお部屋のアップグレードは期待しないようにしているのですが、今回は前日に予約画面をチェックしたところ3連休直前にも関わらずアップグレードされることが分かっていたので、ウキウキしてお部屋に向かいます。

ちなみに下の表がお部屋の金額の高い順に並べたもの。段階としては2段階くらいのアップだけど、何より温泉付きになったのが嬉しい🎵

スイートカテゴリーは43室中8室しかないので、プラチナでスイートへのアップはなかなか難しいだろうなぁと思います。

公式HPや開業時のニュース等を参考に作成

それでは早速、お部屋に向かいましょう!まずはメイン棟の裏口から道路に出て、宿泊棟へ。

左:メイン棟と宿泊棟の間にある細い道 右:宿泊棟エントランス

宿泊棟の手前にはスパ棟があります。「SUI Spa」でトリートメントメニューが受けられるほか、貸切温泉露天風呂も60分6,325円(+入湯税 1名様150円)で利用可能。

左:スパ棟 右:鹿おどし

スパ棟を横に見ながら奥へ進むと、左右に同じ感じの建物が1棟ずつ現れます。左側が私たちが宿泊した「花鹿」で、右側は「鳳凰」でした。

左:スパ棟(手前)と宿泊棟「花鹿」 右:宿泊棟「花鹿」入口

花鹿へ入るとすぐに階段がありますが、私たちのお部屋は1階なので、階段を上らず奥の廊下へ。

 左:2階への階段も照明器具がオシャレ 右:1階の廊下

お部屋は1108号室の温泉付きデラックスルーム。建物入口に近いです。フィットネスルームの隣ですが、特に音などは気になりませんでした。

1108号室

リビングスペースはソファと椅子とあります。椅子も2脚置いてくれると嬉しいんだけど、それは贅沢でしょうか。照明器具が奈良っぽくて素敵♡

なんか、やけに広いというか、無駄なスペースがある感じがします。違和感。。。

なんだか無駄に広い感じがする

テーブルの上にはウェルカムフルーツが。Twitterではシャインマスカットを貰ってる方の投稿を見かけていたのでうっかり期待していたのですが、袋を開けるとミカンでした!ありがたいのだが、ミカンあまり好きじゃないのです。。。夫がウマウマ食べてました。きっとシャインマスカットはもっと上級の会員だと貰えるのでしょう。

窓の外はお庭が見えます。ガーデンビュー。誰も通らないので気兼ねせず素っ裸で部屋の中をうろついても大丈夫!笑

お部屋からの眺め

コンプリメンタリーのお水は紙パックタイプ。内容量が少ないのがちょっと残念だけど、持ち歩きには小さくて便利です。ベッド脇には左右それぞれでお部屋の照明のスイッチと、USBとtype-Cの給電口があり便利。さすが新しいホテルです。

ベッド脇

ルームウェアは紺色の浴衣と、セパレートタイプのパジャマもあり。スリッパはふわふわな厚手のタイプで履き心地○

冷蔵庫周り。タブレットからインルームダイニングの注文などできるようになっていました。茶器もステキ。冷蔵庫には有料の飲み物も入っています。

冷蔵庫には有料ドリンク

高級ホテルなのに、冷蔵庫のドリンクは良心的なお値段です。

良心的なお値段

こちらはお風呂と洗面台。洗面台の向かい側はトイレ。お風呂は温泉です♡

で、ここの空間を見て分かったのですが、このお部屋、バリアフリールームでした。トイレと洗面台が同空間だし、トイレ周りのスペースが広かったり、手すりが設置されていたり、お風呂にも緊急呼び出しボタンがあったり。お部屋に入った時の「なんか無駄に広いな」という違和感の正体はこれでしたね。

洗面台

ドライヤーはなんと、レプロナイザーの27Dプラス!10万超えのくっそ高いやつ〜!!効果はよくわかりませんでしたが。。。良いドライヤー置いてくれるのは女性にはかなりポイント高いですね!!

アメニティ。ドライヤーはレプロナイザー27D

お風呂は温泉。ちょっと茶色く濁っている感じで、匂いはあまりなかったと思います。お部屋に入った時は適温だったんですが、朝起きて入ろうとしたらぬる〜くなってたので、フロントに電話して追い焚きしてもらいました。

お風呂

ガーデンディライト

楽しみにしていたガーデンディライト!宿泊者なら誰でも参加できるシャンパンフリーフローサービスで、17〜18時の1時間のみの開催となっています。場所は、お昼はカフェとして一般に開放して営業している「茶寮 世世」。17時になると裏側の門が開いて、宿泊者のみが利用できるようになります。

入口

17時ちょっと過ぎに行ったら、既に窓際のカップルシート風ソファ席は埋まっておりました。良い席に座りたい場合は、17時ちょい前に行くことをお勧めします。1時間限定なので続々と宿泊者が来て、遅くなると席がなくて外の縁側に案内されることになります。春秋の気候が良い時であれば風流でええどすなぁ〜となるのですが、雨の日や夏・冬などは辛いと思いますので、やはり早めの行動が吉だと思います。

それでは、まずはシャンパンで乾杯!おつまみはおかきとトリュフ風味のケークサレ。ケークサレは美味しくてお代わりしたかったですが、お代わり頼んでいる人が周りにいなかったので日和ってお願いしませんでした。おかわりできるのかな?

スパークリングワインでなくてシャンパンなのが嬉しいです。お酒が苦手な方にはノンアルのシャンパンも用意があるようでした。私たち夫婦はお酒大好きなのでシャンパンを3杯くらい飲みましたね。シャンパン以外に、奈良で作っているジンを使ったジントニックもありました。土日限定とか言っていた気がするので、毎日あるわけではなさそうです。

シャンパン、ジントニック、おつまみ

朝食

朝食はメイン棟にあるレストラン「翠葉」で。

翠葉

お品書きです。色々な方のツイートやブログで量が足りないと書いてあるのを見ていたので不安。笑

お品書き

お魚の西京焼きをはじめ、上品なお味でとても美味しかったです。そして、やはり量が少なかったのでご飯をお代わりしました。ご飯は茶粥も選べて、ご飯と豚汁はおかわりできます。

壱の膳、弍の膳

吉城園

隣接した敷地には「吉城園」という日本庭園があり、無料で入園できます。朝のお散歩にちょうどよかったですよ。

良い天気〜

まとめ

奈良の歴史を感じ・味わうことのできる紫翠。メイン棟は古く美しく、宿泊棟は快適で、とても気に入りました。ガーデンディライトがもう少し長い時間実施してくれたら良いのになぁと思いますが、また機会があれば是非泊まりたいと思うステキなホテルでした!