今年の年越しはサンライズ出雲で過ごしたい!との思いつきから、年越しサンライズ出雲のプレミアチケットを入手し、実際にサンライズ出雲に乗って出雲大社へ初詣に行ってきました!この記事はサンライズ出雲と出雲大社の旅行記です。
その後はSPGアメックスの無料宿泊特典とExediaの90%OFFクーポンを利用して大阪に2泊してきました。
画像出典:サンライズ瀬戸・出雲 285系:JRおでかけネット
この旅の目的
①サンライズ出雲で年越し
夫の念願でもあったサンライズ出雲での年越し。小さい頃から生粋の鉄ヲタの彼は、「彼女と2人でサンライズ出雲の2人用の寝台で年越ししたい」という夢があったそう。既に彼女から妻に格上げされてしまいましたが、パートナーと2人で年越しサンライズという夢を叶えてあげよう!
②出雲大社にお礼参り
2年くらい前に、夫(当時の彼氏)とサンライズ出雲に乗って出雲大社と玉造温泉に旅行しました。その時、お互いに「この人と結婚できますように」とお願いし、幸いにも2人の願いが叶ったんです。だから、出雲大社にお礼参りも兼ねて初詣をしようということになりました。
③SPGアメックスの無料宿泊特典の消化
夫が9月頃にSPGアメックスの無料宿泊特典を付与されたのですが、もったいなくて使う機会がなかなか見つかっていませんでした。せっかくブラックアウト日がないのだから、年末年始の宿泊費が高騰しそうな時に使っちゃおう!ということで、今回無料宿泊特典を使うことに。
④大阪食い倒れ
出雲にマリオット系列のホテルがあればよかったんですが、なかったので周辺で探した結果、私が行ったことのない大阪に決定。
大阪といえばたこ焼き、お好み焼き、串カツ!食い倒れ旅行にしよう~!(だいたいいつも食い倒れだけど)
⑤京都の鈴虫寺にもお礼参り
夫は昔鈴虫寺にも行っていて、「素敵な女性と結婚できますように」とお願いしていたんだとか。素敵な女性かどうかは置いておいて笑、無事結婚が叶ったので鈴虫寺にもお礼参りに行きましょう。
サンライズ出雲
サンライズ出雲とは
現存する定期の寝台列車は、東京⇔出雲市間を走るサンライズ出雲と東京⇔高松間を走るサンライズ瀬戸の2つのみ。1日1往復ずつの運行。下りのサンライズ出雲(7両)とサンライズ瀬戸(7両)は東京駅では連結しており、岡山駅で切り離しを行い、それぞれの目的地へ走り出す。上りは逆で、それぞれ出発地から岡山駅まで走り、岡山駅で連結して東京まで向かいます。
特にサンライズ出雲は、出雲大社が縁結びで有名なため若い女性にも人気となっています。
画像出典:サンライズ瀬戸・出雲 285系:JRおでかけネット
付帯施設
寝台特急というと豪華な食堂車を想像してしまいますが、サンライズに食堂車はありません。食堂車どころか車内販売もなし。あるのは自動販売機だけです。
トイレ、洗面台の他にシャワー室、ラウンジがあります。
シャワー室
画像出典:サンライズ瀬戸・出雲 ~寝台列車の旅~|阪急交通社
シングルデラックスにはシャワーカードが付いているのですが、その他の部屋には付いていないため、車内の自動販売機でシャワーカードを購入する必要がある。320円だが数量限定なので、乗車したらすぐに購入しないと売り切れてしまうかも。
シャワーはお湯が出るのが6分間。ちゃんと時間を計っているのが見えるので残り時間を気にしながらサッとシャワーを浴びます。シャワーを止めればカウントダウンも止まるので安心です。ボディソープとリンスインシャンプー、ドライヤーが備え付けられています。
ラウンジ
画像出典:サンライズ瀬戸・出雲 ~寝台列車の旅~|阪急交通社
椅子とテーブルが設置されたエリア。車窓を楽しんだり、別の部屋の友達とここで飲んだりできます。
寝台の種類
サンライズツイン(2人用)
画像出典:サンライズ瀬戸・出雲 ~寝台列車の旅~|阪急交通社
ベッドが2つ並んで配置されたサンライズツイン。出雲、瀬戸にそれぞれ4部屋ずつしかないので熾烈な争いになること必至。1階部分にしかありません。
シングルツイン(2人用)
画像出典:サンライズ瀬戸・出雲 ~寝台列車の旅~|阪急交通社
ベッドが2段になっています。2段目は跳ね上げ式となっているので窓側に倒し、1段目を組み替えて簡易ソファとして使うこともできます。2人用の寝台ですが、1人でも利用可。
シングルデラックス(1人用)
画像出典:サンライズ瀬戸・出雲 ~寝台列車の旅~|阪急交通社
サンライズの車両の中で最も贅沢な寝台。ベッドは他のタイプの部屋より幅が広い。手洗い(トイレではなく流しね)と、ちょっとした書き物ができそうな椅子とデスクもあります。ちなみにシングルデラックスにはシャワーカードが付帯していて、シングルデラックス宿泊者専用のシャワー室があります。
シングル(1人用)
画像出典:サンライズ瀬戸・出雲 ~寝台列車の旅~|阪急交通社
編成の約半分がこのシングルの部屋。ベッド、足元のテーブル、コントロールパネルなどがコンパクトにまとまっています。
ソロ(1人用)
画像出典:サンライズ瀬戸・出雲 ~寝台列車の旅~|阪急交通社
シングルより更にベッドの足元が狭くなったタイプ。
のびのび座席
画像出典:サンライズ瀬戸・出雲 ~寝台列車の旅~|阪急交通社
いままで紹介したのはきちんとドアがあり鍵がかけられる仕様ですが、こちらののびのび座席はカーテンで簡易的に仕切れるだけの雑魚寝スタイル。寝台ではなく席という区分らしい。上下段に分かれており、床はカーペット。部屋になっていないので他のタイプと比べるとかなり安いです。
チケットは争奪戦
サンライズ出雲、瀬戸ともに1日1往復の運行であるため席数(部屋数?)には限りがあり、特に金曜日、祝前日、連休などに乗ろうとすると席が取れないなんてことはザラ。JRの指定席は1ヶ月前から切符がとれるため、人気の日程で乗ろうとするなら1ヶ月前の予約開始時間10時に切符をとる必要があります。
以前金曜日に乗ろうとした際も1ヶ月前の10時に窓口に行ったら窓口の数より並んでいる人数の方が多く、10時に間に合わず指定券がとれなかった経験があります。その時はその後毎日みどりの窓口に通って、キャンセル待ちを狙ったものです。
今回は大晦日出発の年越し列車。しかも、夫婦2人で年越ししたいという希望から部屋数が少ないツインの部屋を狙うため、競争率はかなり高いと予想されました。
マイナー駅でかろうじて指定席券ゲット
12月31日の指定席券の発売日は、11月31日が存在しないため12月1日。12月1日は12月31日と1月1日の指定席券発売日となっています。
さて、12月1日の午前9時20分。大宮駅のみどりの窓口に行ってみると、窓口7個に対してなんと50人以上の人が10時発売の指定席券目当てに行列をつくっています。完全に出遅れた・・・!
一応並びます。でも日本全国の大晦日サンライズ狙いの人達との闘いに勝てる気がしません。というか、絶対無理だ!
そんな中、夫が機転を利かせて隣の東大宮駅に行ってみると、みどりの窓口には誰も並んでいないとの連絡が。こういう時はマイナー駅のほうが空いていていいかもしれませんね。夫のおかげでどうにか大晦日のサンライズ出雲の、シングルツインが取れました。
その後もサンライズツインに変更できないかとみどりの窓口に通い詰めましたが、結局空きが出ることはなく当日を迎えました。
サンライズ出雲に乗車!
サンライズツインをゲットできないまま当日を迎え、シングルツインでの旅が決定。車内に売店や車内販売がないため夕食とつまみ、お酒、朝食を東京駅で買い込みました。
まさかのシャワー故障
シャワーカードを購入するため、サンライズがホームに入ってくる前から並びました。しかし!ホームに入ってくるとアナウンスが流れます。
「本日のサンライズ出雲号、瀬戸号のシャワーは故障しているため利用できません。」
・・・なんですってぇ~!!シャワーカード購入のために列に並んでいた皆さん苦笑い。もちろんカードも買えません。しかも出雲、瀬戸のどちらかではなく、どっちも故障しているなんて。。。
家を出る直前にお風呂に入ってきたので大した問題ではありませんが、ちょっと残念でした。
シングルツイン
以前シングルとソロには乗ったことがありますが、シングルツインは初めて。ベッドが2段になっていて狭そうですが、2段目を跳ね上げれば天井が高くて快適です。
枕、毛布、浴衣が用意されています。コップも人数分。ハンガーも2つあるのでコートを掛けられました。
宴会
東京駅を出発すると、早速買い込んだ夕食とおつまみとお酒を開けて2人で宴会。飲みすぎないよう注意しながらまったりと過ごしました。年越しの瞬間がわかりづらいので部屋についているNHK-FMをつけていましたが、カウントダウンをしてくれるわけではなかったので結局なあなあに年越し。今年もよろしくお願いします~なんて言いながら再度乾杯です。
夜景
夜も更けてきて寝るために2段目のベッドに移動。部屋を暗くすると、星空が美しい。星ってこんなにたくさんあったんだね~なんて思いました。やっぱり上段の窓があるのはいいですね。ロマンチックな気持ちになっちゃいますね。笑
雪景色
東京は寒くてもまだ雪が降っていませんでしたが、朝ふと起きて外を見ると雪が積もっている!!出雲でも積もってたら嫌だなぁ~そんな寒いと思って来てないよ~
あっという間に出雲市駅
起きて朝ごはん食べて化粧して、車窓を見ていたらすぐに出雲市駅に到着。宍道湖側の部屋じゃなかったので宍道湖は見られませんでした。
出雲大社へ初詣
出雲市駅に着いたらダッシュで荷物をコインロッカーに預け、早速一畑電車で出雲大社へ向かいます。最寄り駅は出雲大社前。今日の宿は大阪のマリオットホテル。大阪までかなり時間がかかるので、18時過ぎにホテルに着こうとすると出雲大社前駅に着いてから出雲大社前駅を出発するまで2時間しかありません。
一畑電車
出雲市駅から一畑電車に乗って出雲大社前駅まで。普段は川跡駅というところで乗り換える必要があるのですが、初詣の期間は参拝客の利便性のために直通運転をしてくれる臨時列車がありました。
出雲大社前駅。人が多いのでカラーコーンで区画してました。
出雲大社
日本中の神様が集まる出雲大社ですから、混雑がすごくて帰りの目的の電車に間に合わない可能性もあります。というか、多分間に合わないだろうと思っていました。
ところが意外にもそんなに混雑していません!東京の明治神宮、成田の成田山新勝寺などを想像して行ってみると、あまり人が多くないので拍子抜けしてしまいました。
手水舎は混雑していました。
でも隣にあった臨時手水舎は空いていたのでこちらでお清め。臨時手水舎だからってご利益が減るとかないよね。
お正月の時期だけ御本殿が公開され、入れるようになっていました。ありがたやありがたや。ね、入口から参詣客が入って行っているでしょう?御本殿の中は撮影禁止だったので写真が撮れませんでした。
お参りをしたらおみくじを引きました。出雲大社のおみくじは「大吉」とかなくて、有り難いお言葉が書いてあります。私の引いたおみくじには「油断大敵。焦るな、他人の口車に乗るな、執着するな、信心を怠るな」という戒め的なお言葉・・・だらだらと目的なく過ごしていてはいけないということですね。今年は本厄の年ですから注意が必要なのかもしれません。
対して夫は「今年は久しぶりにカラッと晴れたような年、幸縁に結ばれる活き活きした暮らしの年」。素晴らしい一年になりそうです。大幅昇給とかあるかな。笑
本殿の近くにある神楽殿。あの有名な太い注連縄です。やっぱり迫力がすごい!
出雲そば「かねや」
初詣を終えたら、出雲そばの有名店「かねや」へ。以前当時の彼氏(現夫)と来たお店へ再訪です。
おそばはコシがあって、そばの豊かな香りが広がります。そば湯までたっぷり頂きました。蕎麦には厳しい夫もココの蕎麦は絶賛していました。
突然の降雨に見舞われる
出雲そばの「かねや」さんから出雲大社前駅まで向かう道中。正月早々、傘も持っていないのに雨に降られてビショビショ になってしまいました。ツイてない・・・
特急やくもはグリーン席
出雲大社でのお参りと出雲蕎麦の昼食を終えたら、すぐに大阪へ向かいます。出雲市から岡山までは特急やくも、岡山から新大阪までは新幹線で移動します。特急やくもには3時間くらい乗車するので、グリーン車に乗車。通路を挟んで2席・1席の贅沢設計。ゆったり過ごせました。
大阪編は次の記事で。
今回の旅で宿泊した2つのホテルの宿泊記