伊豆方面へ向かう特急といえば、踊り子号やスーパービュー踊り子号があります。今回奮発して伊豆高原から東京へ戻ってくるのにスーパービュー踊り子号のグリーン車に乗ったのですが、グリーン車ってこんなに居心地がいいのねっ、とびっくりしました。
こんにちは、タナーです。8月に電車で伊豆高原のオーベルジュに行きました。往路は踊り子号自由席、復路はスーパービュー踊り子号のグリーン車に乗ったのですが、帰りのグリーン車がかなり居心地良く素晴らしかったので、ご紹介しようと思います!
伊豆高原の温泉フレンチオーベルジュについての記事はこちら↓
スーパービュー踊り子号とは
熱海や伊東、稲取など数々の温泉地が点在し、2月頃には河津桜、夏は海水浴と、見どころがいっぱいの伊豆半島。温暖な気候でリゾート地としても人気ですよね。伊豆半島を縦断するように、伊豆急行線という路線が熱海駅から伊豆急下田駅まで走っています。この伊豆急行線を走る特急が「踊り子号」「スーパービュー踊り子号」「マリンエクスプレス踊り子号」です。
踊り子号
踊り子号は1981年から運行していて、当時の最新型車両であった185系を使用しています。かなり古い感じがしますね。自由席、指定席、グリーン指定席の設定があります。
1981年というと、まだ私は生まれていないなぁ。長年頑張っている車体。塗装がちょっとダサいけど、バリバリ現役です。
レトロ感が逆に可愛い気がします。
自由席。車体は古いけれど、シートは意外とフカフカで座り心地も良いです。前の座席の下に足が入れられないのでちょっと窮屈な印象です。
夏の踊り子はそこそこ混んでいました。外国人の姿もちらほら見ましたよ。
スーパービュー踊り子号
スーパービュー踊り子号は1990年に運行を開始しました。海や山の景色を望むことを主眼に置いた設計がされており、大きな車窓と展望席が特徴。ハイデッカー(床が高いつくり)になっているので眺めが良いです。踊り子号に比べて停車駅が少なく、快速性が増しています。
指定席、グリーン指定席のほか、グリーン個室の設定もあります。各先頭車両には展望席がありますが、一番前の席を取るのは至難の業かもしれません。また、グリーン車には専用ラウンジと売店が付いていることと、10号車に子供用のプレイルーム「こども室」やベビールームがあることも特徴です。
マリンエクスプレス踊り子号
マリンエクスプレス踊り子号は、成田エクスプレスの車両を使用。個人的には、成田空港に行く電車なので、伊豆に行くときは踊り子号かスーパービュー踊り子号に乗りたいなと思います。
グリーン料金ってどれくらい高いの?
庶民の私達にとって、グリーン車に乗るというのはなんだか贅沢をしている気がするし、値段がわからないので乗ったことがなくて、未知の世界だったりしますよね。
東京駅から終点の伊豆急下田駅まで、スーパービュー踊り子号に乗った場合の料金を比較してみましょう。
東京〜伊豆急下田間 特急料金2,750円
特急料金+グリーン料金4,960円 ということで、差額は2,200円ほど。
2,200円で2時間半、快適なシートに座って、サロン室でゆっくりできるのであれば、ちょっと贅沢旅行には良いのではないでしょうか?片道だけの利用でも良いかも。
車内のご紹介!
伊豆高原駅から乗車。
グリーン車は1,2号車。どちらも2階建になっていて、2階部分が普通の座席です。1号車の1階部分はグリーン車専用サロン、2号車の1階部分は定員4人のグリーン個室が3室あります。
グリーン車
グリーン車の車内。2席-1席の3列でゆったりとした空間です。
シートが分厚い!Maxまでリクライニングされても、全然余裕のシートピッチです。めっちゃ足伸ばせる!レッグレストもあるので楽チンです。
着席してしばらくすると、アテンダントさんが特急券の確認と、ウェルカムドリンクを聞きに来てくれます。その時に貰ったおしぼりがこちら。見づらいですが「SVO」のロゴが!これはスーパービュー踊り子号を意味していて、この車両専用のものなのですね。
ドリンクはコーヒー、紅茶、オレンジジュースなどから選べました。アテンダントさんが持ってきてくれます。
グリーン個室
こちらはグリーン個室の廊下です。3部屋しかありません、贅沢。
4人が定員です。3〜4人でワイワイしながら伊豆へ行くというのも良いですよね〜。周りを気にせずに過ごせるので、お酒を飲んで騒いでしまいそうな人たちとか(笑)、家族連れにオススメです。
サロン室
この階段を下るとサロン室です。
サロン室って書いてありますね。なんか秘密基地みたいでドキドキする。
売店が併設されています。
前はビールサーバーを積んでいて、電車に乗っていながら生ビールを飲めたのですが、サービス縮小で缶ビールだけになってしまいました。カレーなどの食事も同じくサービス縮小の影響で無くなってしまい、乾き物や缶飲料などのすぐに用意できるものだけが生き残っています。
サロン室の様子。グリーンの座席が既にフカフカで快適だからか、サロン室の存在を知っている人が少ないのか、サロン室にわざわざ来る人が少なくガラガラでした。
こちらの座席もフカフカです。
せっかくなのでビールと日本酒を購入して一杯。おつまみは伊豆高原駅で買って持ち込んだものです。持ち込み可かどうかは確認しなかったのですが、アテンダントさんに何も言われなかったのできっと大丈夫なんでしょう。ダメだったらごめんなさい。
グリーン車は普通車よりも静かな環境で、喋るのがちょっと憚られる雰囲気があるので、サロン室に来て楽しく飲むという過ごし方、かなりアリだと思います。フカフカで快適な椅子に座りながら海の景色を見てお酒を飲めるなんて最高だよ。貴族か。指定席のシートじゃないから、座る体制も自由だし、グループでここで飲むなんていうのも良いですね。(他のお客さんのご迷惑にならない範囲で。)
車窓はこんな感じ。グリーン席で海側が取れなくても、ここに来てしまえば海の景色が見られます。
(おまけ)新しい車両が投入される
2020年にはスーパービュー踊り子号に新型特急車両E261系が投入されます!
新型特急車両E261系|JRで行く、伊豆の旅行|JR東日本 伊豆・箱根・湯河原
なんかカッコイイ感じの見た目ですね。ツルッとしている。天窓が付いているんですねぇ。
車両の編成はびっくりなことに、全てグリーン。プレミアムグリーン車、グリーン個室、グリーン車という編成です。ちょっと意味がわからない。笑
プレミアムグリーン車。もはやビジネスクラスの座席のよう。シートは革張りなのかしら。天窓からも車窓が楽しめるらしいです。廊下側の座席はちょっと海側を向いて角度が付いているようですね。2人連れなら良いけど、隣が知らない人だったらちょっと気まずくない?それとも角度付けたり付けなかったり、お客さん側で操作できるのかしらね。
グリーン個室。カフェをイメージした個室で、4人用と6人用があります。ホテルのラウンジみたいですよね。6人用があるのは5〜6人連れには嬉しいだろうけど、どれほど需要があるんだろう。
グリーン車。と言いながら、この車両の中では一番低いグレードになってしまいますね。意味がわかりません。今までのグリーン車と比べると、重厚な感じというよりは爽やかな感じの内装です。
ヌードルバー。目の前でこだわりのヌードルを調理してくれる。ボックス席とカウンター席とありますね。個室へのデリバリーもしてくれるそうです。至れり尽くせり。でも、なぜ麺なのか、全くわからない。伊豆って別に麺有名じゃないし・・・ JALも成田空港のファーストクラスラウンジでヌードルバーを始めたらしいけど、何なんだ?ヌードルバーはキャセイラウンジの専売特許だろう!
まとめ
伊豆の美しい海の景色と、快適なシート、そしてサロンを楽しめるスーパービュー踊り子号のグリーン車が最高でした。伊豆に行く時にはまた利用したいです。皆さんにもオススメ。
2020年にデビューする新型車両にも期待です!