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オトクなトラベルハックと宿泊記

貯めてお得に旅しよう!マイルの基本と貯め方・使い方

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画像出典:ボーイング777-200(777/772)/ 機内座席配置

飛行機に乗ると貰えるマイル。でも、飛行機に乗らなくてもマイルを貯めてオトクに旅している人、実は沢山いるんです。というのも、飛行機に乗るだけじゃない貯め方があるからなんです。

私もマイルのお得さに気付くまでは、「飛行機に乗る機会があまりないから貯まらない」と思って、貯めてませんでした。今思えばもったいない。今はマイルを貯めてるので、タダで海外だって行けちゃいます!

今まで知らなかった新しい世界が見られるようになるかも?!なマイルの世界。今からでも遅くない!マイルを貯めて、オトクな旅に出よう!

 

①マイルの基礎知識と魅力

マイル=航空会社のポイント

マイルとは、ざっくり言うと航空会社のポイント制度(マイレージ)のポイントのこと。

航空会社がお客さんに、乗ってくれた距離に応じてマイルを付与します。マイルを貯めればいろいろな特典やサービスがあります。いつも同じ航空会社の飛行機に乗れば、マイルが沢山貯まって、航空券を貰えたり、座席をアップグレードしたりできます。航空会社としては、沢山飛行機に乗る人がいつも自社の飛行機に乗ってくれるので、win-winの構造になっているんです。

しかし!たくさん飛行機に乗らなくても貯められるのに、素晴らしいプレゼントを貰えるのが、マイルのいいところなんです。

日本ではJALとANAが貯めやすい

世の中には航空会社が沢山ありますね。マイレージプログラムを持っている航空会社も沢山あります。乗る機会の多い航空会社のマイレージプログラムに加入するのがおすすめ。日本に住んでいる方なら、JALかANAのマイルが貯めやすいでしょう。実際にJAL,ANAのマイルを貯めている人が多いです。よく利用する空港に就航している、家族や友達が貯めているなど、自分が貯めやすく使いやすい航空会社を選ぶといいですね。

※安い航空券が魅力のLCCではマイレージプログラムを開設していません。

入会金・年会費無料

どのマイレージプログラムでも、マイルを貯めるだけなら入会金や年会費は無料です。マイルの口座がないと始まらないので、ぜひこの機会にマイレージプログラムに入会してみましょう。

マイルには有効期限がある

ANAでもJALでも、マイルには有効期限があります。一般的には3年間。

期限切れで失効してしまうともったいないので、計画的に使いましょう。

マイルを使ってできること

マイルを貯めて、何ができるでしょうか?

詳しくは後述しますが、ざっくり言うと、国内線、国際線の航空券と交換できたり、ビジネスクラスやファーストクラスにアップグレードしたりできます!

私はマイルでこんなことができました!

  • ヨーロッパへの新婚旅行でエコノミークラスの航空券を購入し、1人33,000マイルで行きの便をビジネスクラスにアップグレードしました。
  • 1人15,000マイルを羽田⇔函館の往復航空券にしました。
  • どこかにマイルで1人6,000マイルで羽田⇔大分の往復航空券を貰いました。
  • どこかにマイルで1人6,000マイルで羽田⇔高松の往復航空券を貰いました。

一般庶民の私は、飛行機に乗るには高額なチケットが必要だと思っていました。ビジネスクラスなんて一生縁のない場所だと思っていました。でも、マイルを使ってタダで飛行機に乗れて、ビジネスクラスにも乗れちゃったんです。

            ファーストクラスの食事のイラスト

ビジネスクラスって、まず飛行機に乗る前から全然違いました。チェックインカウンターはビジネスクラス専用で、エコノミー用より空いています。航空会社が運営するリッチなラウンジでは、食事やお酒を楽しみながらゆっくり過ごしたり、シャワーを浴びたりして待ち時間も快適。エコノミークラスより早く搭乗することもできます。機内の座席は広くて快適。自由に使えるスリッパや耳栓、アイマスクなどのアメニティセット。フットレストは座面と水平になり、眠くなったら座席をフルフラットにして、ふかふかのマットレスを敷いて気持ち良く眠れます。機内食は有名シェフプロデュースのコースですごく美味しくて、食器はもちろんプラスチックじゃないし、アルコール類はエコノミークラスより数ランク上のものが出てくる。小腹が空いたらいつでもおつまみや軽食が食べられる。客室乗務員のチーフみたいな偉い方が挨拶に来てくれたりもしました。いままでエコノミーしか乗ったことのない私にとって、見たことのないステキな場所。同じ飛行機に乗るのに、こんな別世界があったんだ!!って思いました。

自分的にはもはや革命。マイルを貯めるだけでこんな体験できるなんて、オトクすぎやしませんか?!

②マイルの使い方

まずは、マイルの使い方について。「まずは貯め方だろ」と思われそうですが、何マイルで何が出来るかわかった方がイメージしやすいと思いますので、使い方から説明します。

1.特典航空券にする

 -国内線、国際線

国内線、国際線にタダで乗れます!国際線は燃油サーチャージ等が別途必要なので実際に無料で行くことはできませんが、航空券代はゼロ。

東京発での必要マイル数は以下の通り(例:JAL)。

国内線

区間区分 路線 必要マイル(往復)
A区間 対象なし

8,000~31,000マイル

B区間 仙台 山形 新潟 名古屋

10,000~37,000マイル

C区間 秋田 花巻 小松 大阪

12,000~39,000マイル

D区間 函館 青森 三沢 南紀白浜 岡山 出雲 広島 徳島 高松 高知 松山 大分

14,000~52,000マイル

E区間 札幌 女満別 旭川 釧路 帯広 山口宇部 福岡 北九州 長崎 熊本 宮崎 鹿児島

16,000~66,000マイル

F区間 奄美大島 沖縄(那覇)

18,000~75,000マイル

G区間 久米島 宮古 石垣

20,000~84,000マイル

国際線

路線 必要マイル(往復)
エコノミー ビジネス ファースト
ソウル 15,000マイル〜 36,000マイル〜 60,000マイル〜
上海 20,000マイル〜 48,000マイル〜 72,000マイル〜
バンコク 35,000マイル〜 80,000マイル〜 100,000マイル〜
ホノルル 40,000マイル〜 80,000マイル〜 100,000マイル〜
パリ 55,000マイル〜 110,000マイル〜 160,000マイル〜
ニューヨーク 50,000マイル〜 100,000マイル〜 140,000マイル〜
 -おすすめのどこかにマイル(JAL)

特典航空券は、ANAでもJALでも10,000マイルは必要。そんなに貯められない!という方や、マイルの期限が切れそうだけど10,000マイルに満たないという人、とりあえずどこかに旅行したい、という方におすすめなのが、JALが独自にやっている「どこかにマイル」。往復7,000マイルで、旅行日程などを入力するとJALが行き先を決めてくれるという、新しい特典航空券のかたちなんです。「どこかにマイル」を使って行く思いがけない場所への旅は、新しい出会いと発見があると大好評。少ないマイルで飛べるので、使い勝手もいいんです。詳しくは以下の記事を参考にしてみてくださいね。

otokutrip.hatenablog.com

 

ただし、どこかにマイルはANAにはないのでご注意を。

2.ツアーや航空券購入に使えるポイントに交換する

希望の場所、日程で特典航空券がとれない!という場合は、ツアーや航空券購入に使えるポイントに交換するのもアリ。

特典航空券との交換と比べるとオトク度はイマイチですが、希望の場所、日程での旅行が実現しやすくなります。また、マイルを貯めていない友達との旅行などにも使えるので、使い勝手はマイルよりも高くなりますね。

3.座席をアップグレードする

国際線では、エコノミークラスの航空券を買って、マイルを使ってビジネスクラスやファーストクラスにアップグレードすることもできます。マイルが足りなくてビジネスクラスの特典航空券に手が出せなくても、エコノミークラスの航空券を現金で購入してからアップグレードすれば、必要マイルは少なくなります。せっかくだからマイルでビジネスクラス!というのは贅沢な使い方として個人的に気に入っています。ただし、こちらも便ごとに特典航空券の枠がありますので希望の日程で席がとれないこともあります。

4.その他

その他にも電子マネーや他社の提携ポイントに替えたり、商品と交換したりもできますが、1マイルあたりの価値を考えると航空券よりオトク度はぐっと下がるのであまりおすすめしません。

せっかくマイルを貯めるなら航空券をゲットしよう!

ほかのポイントでなく、マイルを貯めるということ。それは、タダで飛行機に乗りたい!とほぼ同義だと考えます。せっかくマイルを貯めるなら、特典航空券をゲットするために使いましょう!

③マイルの貯め方

行き先指定の往復特典航空券は国内線でも10,000マイルは必要でしたね。10マイルや100マイル貯めたところで、何もできないことがわかります。

ここでは、10,000マイル単位でのマイルの貯め方をレクチャーします。

1.飛行機に乗って貯める

飛行機に乗って貯めるのが、本来のマイルの貯め方。

飛行機に乗って貯めるマイルはフライトマイルといいますが、フライトマイル=「搭乗区間の区間マイル(距離)」×「利用運賃のマイル積算率」で決まります。区間マイルは単純に距離を示しているので、遠くに行く方が沢山マイルが貰えることになります。積算率については、ホテルとパックになったツアーなどは低価格に設定されているため、そのぶん積算率は低くなります。ツアーによってはゼロなことも。逆に、正規の運賃で航空券を買った場合は100%の積算率となります。

以下は、JALの区間マイル(東京出発)の表です。

搭乗区間 区間マイル(片道)
東京⇔札幌 510
東京⇔大阪 280
東京⇔福岡 567
東京⇔那覇 984
東京⇔ソウル 758
東京⇔上海 1,111
東京⇔バンコク 2,869
東京⇔ホノルル 3,831
東京⇔パリ 6,194
東京⇔ニューヨーク 6,723

例えば、東京⇔福岡では片道567マイルなので、正規運賃で東京⇔福岡を1往復しても1,000マイルちょっとにしかなりません。毎週出張で飛行機に乗るならいいですが、飛行機に乗るのは年に数回、国内線or近場の海外だけ、という人は、飛行機に乗るだけではオトクに使える程のマイルが貯まらないのがわかります。

2.クレジットカード決済で貯める

そこで次の手は、クレジットカード決済で貯めることです。

JALならJALカード、ANAならANAカードというクレジットカードがあり、これを発行して決済に使うことで決済額の0.5〜1%のマイルが貰えます。

還元率1%のクレジットカードであれば、月10万円の決済で1,000マイル、1年で12,000マイルになりますね。これだけで国内線往復の特典航空券がゲットできます。今までクレジットカードはあまり使わず現金払いだったという人は、支払いをレジット決済に変えるだけでマイルが貯まるようになるんです。

3.ポイントサイトで貯める

ポイントサイトで貯めるのが、今一番効率のいい貯め方だと言われています。ハピタスやモッピー、ちょびリッチなど、ポイントサイトでポイントを貯めて、それをマイルに交換するやり方です。

どのようにポイントを貯めるかというと、特に大量ポイントが期待できるのが、クレジットカード発行、FX口座開設、保険相談です。また、ポイントサイトを経由して楽天市場などで買い物をするだけで、支払額の数%ぶんのポイントが貰えます。

しかし、クレジットカードの発行はやり過ぎるとクレジットヒストリー(いわゆる信用)に傷がつく可能性があります。FX口座開設にしても、数万円の取引がポイント付与の条件だったりして、投資初心者にはハードルが高い。保険相談も、話を聞くだけのつもりが口車に乗せられて保険契約してしまいそう。インターネットで買い物するのも限度がある。。。というように、誰でも簡単に大量ポイントがゲットできるわけではないように思います。

そこで私が一番活用しているのが、モニター案件です。自分が覆面モニターとなって、お店で飲食をしてアンケートに答えると、支払額の20〜50%ぶんのポイントが貰えるというもの。お店は候補の中から自分で選べるので、飲み会や家族の食事で使えそうなお店を選んで、ちゃっかりポイントゲットしています。

ハピタスやモッピーにはモニター案件がないのですが、ちょびリッチには豊富にありますので、登録していない方は是非登録してみてください。

④さあ、早速マイルを貯めてみよう!

ここまでで、マイルの基本は押さえられたと思います。案ずるより産むが易し。早速マイルを貯めてみましょう。貯まって行くマイルを見ると、どんな旅に出ようか妄想が膨らみますよ♬その妄想を、ぜひマイルで現実のものにしましょう!