オトクトリップ!

オトクなトラベルハックと宿泊記

どこかにマイル攻略法

2023年11月3日更新

JALのマイルは、特典航空券やeJALポイントに交換したり、座席のアップグレードに使ったりと様々な使い方がありますね。どうやって使おうか、迷ってしまいます。

ここでは、中でもオトク度がダントツで、いままでの特典航空券とはひと味違う「どこかにマイル」とその攻略法をご紹介します!

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画像出典:どこかにマイル - JALマイレージバンク

①どこかにマイルとは

どこかにマイルは、JALが行き先を選んでくれるサービス。自分では行き先を決められないところがミソで、思ってもみなかった場所への旅行体験ができる!日本の新たな魅力を発見できる!という今までになかった面白いマイルの使い方です。

どこかにマイルのポイント

往復7,000マイル!通常の国内線特典航空券の半分以下!

JALの往復の国内特典航空券は、羽田発だと大阪・秋田・小松等へは12,000マイル、札幌・福岡等へは14,000マイル、久米・宮古・石垣へは20,000マイルが必要です。目的地への距離が長ければ必要マイルは多くなりますし、更に特典航空券の枠が無くなるとPLUSというシステムで、プラスアルファのマイルが必要になってきます。

しかし、どこかにマイルはひとり往復7,000マイルで申し込めます。通常の国内線特典航空券の半分以下になることも!もし石垣島や久米島が当たったらなんと6.5割引になるので、めちゃくちゃオトクなんです!

行き先はおまかせ

申し込みの際に、発着空港と日時、発着時間帯、人数を入力すると、JALから4つの行き先候補が示されます。行き先候補は空港名だけでなく、周辺の観光地情報・グルメ情報等も素敵な写真と共に数多く紹介されており、知らない地域でも行ってみたくなっちゃいます。申し込みから3日以内に、4つの行き先候補から行き先が決まるという仕組み。どこに決まるかはお楽しみです!

申込期間は1ヶ月前から7日前まで

出発日の1カ月前から7日前まで申し込めます。出発まで1ヶ月をきってからの申込なので、宿泊先の手配やガイドブック購入、旅程の検討などに使える時間は少なめ。余裕を持って申し込みたいところです。

どこかにマイルの注意点

 1 1日の申込受付数には上限がある

 2 1日の再検索できる回数には上限がある

 3 搭乗者は日本地区のJMB会員に限る

 4 東京(羽田)、大阪(伊丹・関西)、福岡発着便の路線に限る

   ↑「どこかにマイル南の島」で那覇・鹿児島発着の離島路線が対象になりました。

   ↑札幌(新千歳・丘珠)発着が2023年11月21日より追加になります!

 5 申込完了後の変更不可

 6 キャンセルによるマイルの払い戻し不可

 7 年末年始などの繁忙期は対象外

以上のように、かなり制約が多いですが、日程を確定してしまえばあまり問題はないように感じます。

②どこかにマイル申込の流れ

では実際の画面を見ながら、どこかにマイルをやってみましょう。

簡単な流れは画像のとおりです。

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画像出典:どこかにマイル - JALマイレージバンク

1.まずはトップページを開きます。

JAL | どこかにマイル←トップページ

下の方へスクロールすると、このような画面があります。

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画像出典:どこかにマイル - JALマイレージバンク

2.お申し込みボタンで申込ベージへ

このとき、未ログイン状態だとログイン画面になるのでログインしましょう。すると、以下のような申込画面があらわれます。

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画像出典:どこかにマイル - JALマイレージバンク

3.必要事項を入力

発着地、行き日程、出発時間、帰り日程、到着時間、人数を入力します。

発着地は羽田、伊丹、伊丹・関西、福岡から選択します。2023年11月21日から札幌発着も選択できるようになります。

必要事項を入力したら、検索ボタンをクリック!

4.4つの行き先が表示される

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画像出典:どこかにマイル - JALマイレージバンク

 この例では、徳島、沖縄(那覇)、青森、宮崎の4箇所が行き先候補として表示されています。

5.申し込み

この4箇所のうちのどこになってもいいなぁ〜と思えれば「上記のどこかに旅に出る(お申し込み)」をクリック!

この4箇所では嫌だなぁと思えば、ページ下部の「旅先を再検索する」で再検索もできます。気に入る組み合わせになるまで、再検索しまくるのもアリです。

申し込みボタンをクリックすると、マイル引き落とし・お客さま情報入力画面へ飛びます。ここでは申込内容の確認と、同行者の引き落としJMBお客様番号(マイル口座番号)、連絡先等の記入があります。

これらを記入したら、申し込みボタンを押して受付完了!3日以内に行き先決定のメールが届きます。メールが来るまでドキドキです!

③どこかにマイル攻略法!!

ここでは、4つの行き先候補に、行きたい場所を入れる方法を考えてみました。

どんな場所に行きたいか考える

どこかにマイルを利用する方の中には、純粋に「どこでもいいからどっか行きたいな〜」という人もいれば、「温泉地に行きたい」「海に行きたい」「お寿司が美味しいところに行きたい」「オトクを追求したいから遠くへ行きたい」という人もいるでしょう。まずは、自分がどんな場所へ行きたいのか考えてみましょう。

お目当て路線が出やすい時期、曜日、時間帯をチェック

日程や時間帯を変えて何度も検索すると、平日発平日着では沖縄や離島が出やすいとか、土日だと大阪や名古屋、札幌、福岡など大都市が多く候補に挙がるといったことがわかってきます。これは、沖縄をはじめとするリゾート路線は土日や年末年始、GWなどが混雑するのに対して平日の利用は少ないこと、また、大都市へは平日出張などビジネスで利用されることが多く、休みの土日や祝日では利用が少なくなることなどが要因として考えられます。また、冬に検索すると北海道や東北がたくさん出てきます。これも、冬の寒い時期にわざわざ極寒地域に行く人は少ないからだと考えられます。ですから、お目当ての路線がどういう特性を持っていて、いつなら席が多く空いているのかチェックしてみましょう。

お目当て路線の飛んでいる時間帯をチェック

更に、「できれば沖縄がいいな、ほかでもいいけど〜」などピンポイントで行きたい場所がある方は、お目当て路線の飛んでいる時間帯をチェックしてみましょう。そもそも飛んでない時間帯を選択しても、候補には出てきません。

お目当て路線の特典航空券の空きをチェック

どこかにマイルも特典航空券なので、特典航空券の枠に空きがなければ行先候補には出てきません。お目当て路線の特典航空券の枠で、希望日の希望時間帯に空きがあるか確認してみましょう。

行きたくない場所が入っていたら再検索

さて、4箇所の行き先候補のうち、1箇所がお目当ての行き先になったところで、残りの行き先候補もきちんと吟味しなければなりません。寒すぎて無理な場所とか、行き飽きた場所とか、嫌な思い出がある場所とか、そういう行きたくない場所が混ざっていたら、残念ですが再検索をおすすめします。もし行きたくない場所に決まってしまったとき、7,000マイルが惜しくなってしまいますからね。せっかくオトクに旅できるのだから、納得できない行き先は排除すべきだと思います。

あとは運任せ

これ以上できることは、多分ありません。笑 運を天に任せて、行き先決定メールが来るのを待ちましょう。

④どこかにマイル、行ってみた

 実際にどこかにマイルを使って、別府に行きました♬

otokutrip.hatenablog.com

⑤JALの思惑

面白いサービスの「どこかにマイル」。何でこんなサービスを思いついたんだろう?と考えると、JALの思惑が透けて見えます。

JALに限らず、ANAでも海外航空会社でも、搭乗実績やクレジットカードの使用実績などに応じてマイルを付与しています。消費者側はマイルを使って特典航空券(無料の航空券)に換えることができますが、航空会社側はこの特典航空券を使って搭乗してもらっても1円の得にもならないわけです。1便全ての席で特典航空券を使われては大損になってしまうので、便のうち特典航空券で乗れる席の数には制限を設け、1便あたりの枠として設定しています。

例えば夏休みの沖縄など、人気の行き先のベストシーズンでは枠がすぐに埋まってしまうため希望の日程で特典航空券が取れない事象が発生しています。沖縄だけでなく、ゴールデンウィークやお盆、年末年始などの繁忙期には、多くの行き先で特典航空券の空きがない。一方で、冬の女満別(北海道)とか、平日の沖縄、需要の低い地方路線などでは特典航空券の枠は余ってしまう。

全員が希望の便で特典航空券に換えられるのが理想ではありますが、先ほどの例のように枠の関係もあって、全員が希望の航空券に換えることはできないのが現実です。そうすると、マイルを持っていても使い道がない、という人が一定数出てきてしまい、顧客満足度が低くなる。さらには、JALのマイルを貯めるのをやめてしまう、つまりお客様では無くなってしまうという事態が考えられる。

そこで、余ってしまうマイルの使い道として、特典航空券の枠が埋まりにくい便を「行き先を自分で選べない代わりにマイル数が少なくて済む」という面白企画に当て込んで考えたんですね。

JALとしては、埋まらなかった(そのままなら空気を運ぶだけであった)特典航空券枠を使って客のマイルを吐き出させることができ、大量に配ったマイルの使い道が増え、顧客満足度を高めることができる。消費者側としても、少ないマイルで特典航空券と交換でき、行き先がどこになるかな〜というドキドキ体験ができ、自分では選ばないような場所の魅力に気づくことができるかもしれない、というメリットがあります。

このサービスは、そんなwin-winの関係で成り立っていて、とても面白いなと思います。

⑥まとめ

思ってもみなかった場所へ旅して新しい発見をするというのはステキなことですよね。次の旅行はどこかにマイルでワクワク体験してみよう!

宿泊を伴う場合は、宿泊助成やクーポンを使ってお得に旅行を楽しみましょう。

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