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日本初のオーベルジュで極上箱根フレンチに舌鼓「オーベルジュ オー・ミラドー」宿泊記

箱根・芦ノ湖畔にある「オーベルジュ オー・ミラドー」は、勝又登シェフがオーナーシェフの本格的な日本初のオーベルジュ。勝又シェフは日本オーベルジュ協会の会長でもあり、まさに日本のオーベルジュのリーダー的存在です。

 

コロナ禍で日本全体が落ち込んでいる中で観光業とその周辺産業を守るため発表されたGoToトラベルキャンペーンは、コロナウィルス感染拡大が収束しない状況での実施について賛否両論ありましたが、国が宿泊代金の35%を補助してくれるので、憧れの宿にリーズナブルに泊まれる絶好の機会でもあります。

そんな機会を逃すのは惜しいので、以前より憧れがあった「オーベルジュ オー・ミラドー」に宿泊することにしました。オーベルジュですから食事が美味しいのはもちろんなのですが、ここで食べたフレンチは、誇張なしで、人生で一番美味しかった!死ぬ前に食べる食事を選べるのなら、ここのフレンチがいいなと思いました。

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その土地の食材を使った美味しいフレンチを味わい、ワインでほろ酔い、そのまま部屋に戻って寝られる「オーベルジュ」という最高な宿泊施設を知ってから、隙があればオーベルジュに泊まって新たな美味しさと出会いたいと思っています。

とはいえ、こだわりの地元の食材を使ったフレンチをコースで食べて、泊まるとなると宿泊費も嵩みます。1人1泊3万円以上はザラで、更にディナーで飲むワインの価格も上乗せとなると、気軽に泊まりに行けるようなものではないのですが、せっかくGoToトラベルキャンペーンで35%オフになるのだから、泊まりに行かないという選択肢は私にはありませんでした。 

急遽月曜日に有給休暇が取れたので、ひとり箱根旅ということで憧れの箱根オーベルジュ オー・ミラドーを予約。1986年にオープンした日本初のオーベルジュで、伝説の勝又登シェフが手掛ける、まさにに正統派オーベルジュです。今の自分には高級すぎるけれど、8月は私の誕生月。自分への誕生日プレゼントとして泊まっても罰は当たらないだろうと言うことで、思い切りました。

プランはお部屋おまかせで夕朝食付きです。元値は3万円を超えていましたが、GoToトラベルで35%オフかつ貯まっていた楽天ポイント6,600ポイント全振りして約14,000円で宿泊することができました。

オーベルジュ オー・ミラドー 

アクセス

公共交通機関で向かうなら、小田原駅や箱根湯本駅、早雲山駅などから伊豆箱根バスで小田原駅東口−湖尻・箱根園線に乗り、「湖尻三差路」停留所で降りると目の前です。

私は箱根フリーパスを買っていたのですが、伊豆箱根バスはフリーパスで乗れないので箱根ロープウェイで桃源台まで行き、そこから20分くらい歩きました。

ひとり旅だとロープウェイに乗った時に相乗りの団体とちょっと気まずい雰囲気が流れます。笑 「箱根に1人で来てロープウェイ乗ってる〜さみしい人」て思われてんじゃないかと心配ですが、気にしても仕方ないので眺めを堪能。芦ノ湖が見えます。

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ロープウェイの桃源台駅。

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芦ノ湖を右手に見ながらオーミラドーへ。坂道が結構キツく、暑いのもあり着いた頃には汗だく。やっぱりバスがオススメです。箱根フリーパスだと乗れないので注意です。。。

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まず見えてくるのはワインシャトーのような大きな邸宅!素敵♡♡♡こちらはパヴィヨン・ミラドーという名前の建物で、客室8室のほか、パーティールームやバーも併設しています。近づいてみるとフロントはここではなく隣の建物のようでした。

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フロントはこちら、隣の本館。客室6室、ディナー会場となるレストランのほか、屋外プールやサウナも備えています。

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どちらの建物の入り口にも名前を書いた生垣があり、勝又シェフの名前が書いてありますね。勝又シェフが作ったオーベルジュ、期待が高まります。

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チェックイン

チェックインは本館のフロント奥のウェイティングスペースで、ワイングラスで冷たいハーブティをいただきながら。

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ヨーロッパ風の部屋かバリ風の部屋か、ダブルかツインか、どこになるかわからないお部屋おまかせプランだったのですが、予約の際に「ヨーロッパ風のダブルベッドのお部屋希望です」と伝えておいた結果、まさに希望通りのお部屋をアサインしてもらえました。コロナ禍でお客さんが少なかったこともあると思いますが、希望を言っておいてよかったです。

本館ダブル

イケメンの支配人?の案内で、素敵な階段を登って本館2階へ。共用スペースには本を読める小さなコーナーもあり、可愛い雰囲気です。

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203号室。壁紙もカーテンも花柄で、ロマンチックなお部屋。照明が暗めなので落ち着いた感じです。

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テーブルにはウェルカムフルーツとメッセージガードが置いてあり、嬉しい。消毒用アルコールもあります。

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バスローブとバスタオルがベッドに置いてありました。パジャマはなかったので、必要な方は持って行った方がいいです。

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バスルーム。夏真っ盛りなので、小さい虫がたくさんいました。笑 攻撃的なヤツはいなかったので殺さずに共存してあげました。

大浴場の方を使ったのでシャワーと浴槽は使わなかったのですが、シャワーと蛇口(?)が電話みたいになっていて可愛かった。アメニティも一スキンケア含め一通り揃っていました。

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お部屋には一応テラスが付いていて出られるようにはなっています。テラスには特にテーブルも椅子も置いていないので、テラスで過ごすような感じではありませんでした。テラスに出た時の眺めはこんな感じ。パヴィヨン館のお部屋からだと芦ノ湖が見えるらしいですが、本館からは見えません。

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ルームサービスのメニューもありました。 

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施設 

オーベルジュ オー・ミラドーは、3館から成っています。私の宿泊する本館(一番右)、ワインシャトーのようなパヴィヨン館(真ん中)のほかバリ風のコロニアル館があり、裏の小道で繋がっています。

本館には客室、夕食会場となるメインダイニング、小さなショップのほかプール、ジャグジー、サウナがあります。

パヴィヨン館は客室とバー、露天風呂、ジャグジー。

コロニアル館は客室と大浴場、エステルーム、朝食会場のダイニング、チャペルがあります。

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メインダイニング

本館1階にあるメインダイニング。昼は窓から燦々と日が入って、白いテーブルクロスが美しいですね。ここでフレンチのコースを食べるのが楽しみです。

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ブティック

 本館1階のブティックは、お土産や小物などを販売している小さなショップ。コンフィチュールやお菓子が売っていました。レジがなかったけど、フロントでお会計なのかな、よくわかりませんでした。笑

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プール・サウナ

プールは本館2階の共用スペースから狭い外廊下に出て、小さい螺旋階段を降りるとあります。プールのほか露天風呂やサウナなど、大浴場以外は男女共用なので水着の着用が必須です。水着は500円+税で貸し出しもしているようです。

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プール脇にはジャグジー、サウナがあります。ジャグジーは点検中か何かで水が張っておらず、使えませんでした。ジャグジーの横にはサウナへの入り口があり、階段で地下1階へ降りると水風呂とサウナ。サウナは以外と広いです。

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小道

裏の小道は緑が鬱蒼としています。建物の裏を通るので、厨房周りの動きが見えてちょっと楽しかったです。

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露天風呂・ジャグジー

小道を通ってパヴィヨン館の裏に出ると、露天風呂があります。屋内にはジャグジーも。露天風呂は死んだカマキリが浮いていてちょっと気持ち悪かったです。。。お客さんが少ないので誰も使ってなくて、静かでした。

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大浴場 

裏道を歩いていると突如現れるコロニアル館への入り口。この入り口は正面じゃなくて裏口ですが、立派です。大浴場はコロニアル館にあります。今までの雰囲気と変わってすごいアジアン。怪しげな置物がいっぱい置いてあるので、誰もいないと結構怖いです。笑

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大浴場前は暗めの待合スペース。奥にはエステルームもありました。

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大浴場は特にバリっぽいという感じではなく、普通の和風です。バスタオル完備なので部屋から持っていく必要はありません。洗い場は6箇所ですが浴槽は広くて伸び伸びとゆっくりできます。源泉は元箱根温泉だそう。

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シャンプー類はクラシエのZIRAというものでした。お部屋の案内の時に、大浴場にもアメニティがあると仰ってましたが、スキンケアは置いていなくてレセプションで販売しているとのことなので、お部屋備え付けのスキンケアかご自分のものを持って行った方がいいでしょう。

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夕食

待ちに待った夕食です!ちょっとドレスアップして向かうと、既に皆さんお食事中。私のほかは皆んな中年以上のカップル。私だけ若い(言うほど若くはないけど)女性1人でした。私含めて5組だけしかいなくて、コロナ禍をヒシヒシと感じました。(写真は他のお客さんが帰った後に撮ったものです)

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飲み物はソムリエおすすめの4杯セット7,500円〜。それとは別にシャンパンを注文し、1人で乾杯です。最初のお皿は墨を練り込んだピザ生地に魚卵を練り込んだソースを乗せた一品。キャビアやフォアグラが乗っていて、しょっぱくてパリパリで美味しい!一緒に付いているブラックオリーブのフィナンシェは温かくてちょっとしょっぱくて、シャンパンが進みます!

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アミューズ・ブーシュ。小さな切り株や石に乗ってやって来た5つのアミューズ。生ハムとか炭とかキャビアとか、いろいろ使っていて目にも楽しめますね。コンソメスープはホッとするお味。これもお酒がお酒が進みます。シャンパン2杯目をいただいてしまいました。飲み過ぎへの序章。。。
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前菜その1。フォアグラと、桃と野菜とタコのコンフィ。めっちゃ美味しい!タコが柔らかくて野菜もそれぞれ下処理が丁寧で、味付けも最高。それを口に入れたまま、フォアグラの乗ったパンを食べるとまた最高の味がする、ヤバイ。たまらん。。。

3杯目でやっと、ソムリエおすすめセットへ移行。おすすめ1杯目は白ワイン。ワインは好きだけど詳しくないので言語化できないんですが、どのワインもお料理に合っていて美味しかったです。

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前菜その2。舞茸と野生のキノコに玉ねぎの甘いソース。ガツンと強い熟成白ワインがクリーミーなソースと合って美味。セルフィーユというアジアっぽい味のハーブの味がアクセントになっています。

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お魚料理は、金目鯛のポワレ。半生の金目鯛とレモンのソースが非常に美味!瞼を閉じて、一口ずつじっくり味わいたくなる感じ。最高でした。ソムリエおすすめ3杯目の苦味のある白ワインとのマリアージュもGoodです。

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お肉料理。酔っ払って来てうろ覚えになって来ました。A5ランクの那須の和牛。周りにあるのが全部ソースで、ジャガイモ、赤ワイン、きな粉、オリーブだったかな?程よく脂が乗っていて美味でした。

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1人でガブガブワインを飲んでしまい、ソムリエおすすめの最後の1杯の赤ワインは2種類を半分ずつ如何ですか、とご提案いただき、2種類いただきました。でもやっぱりオススメのワインの方が今日のお肉料理には合ってた。さすがソムリエ。

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お肉料理で既にお腹がはちきれそうですが、デザートも食べます。ビーツの赤いデザートと苺のアイス。麦の粉とみかんと黒蜜…

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最後に鳥の巣みたいなデザート。もう記憶にありません。。。最後のカフェは、隣のテーブルのマダムが頼んでいて美味しそうだった、ハーブティーに蜂蜜。これが美味しかったので、他のレストランでもハーブティー選べる時は蜂蜜付けられるか聞いて飲みたい。

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お料理は控えめに言って最高でした。人生で最高の食事。1人で食べるのが勿体無かった、次は夫と来なくては!ワインとのマリアージュが前提なのか味濃いめだったので、お酒飲まない人にはちょっと辛いかも。

特に美味しかったのが金目鯛のポワレと、タコとフォアグラのやつ!たまらない。死んでもいいかも。人生最後の食事はこれがいい。決めた。って感じ。

朝食

朝食はコロニアル館の会場で。一番遅い時間にしたら、ちょうど他の1組が帰るところで、会場独り占めで朝ごはんできちゃいました。真夏の青々とした緑が眩しいです。

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朝ごはんは、廣川農園の新鮮サラダ、バスケットいっぱいのパン、自家製季節のジャム4種、白野菜のスープ、海老のフラン、温泉卵キャビアのせ、季節のフルーツコンポート、ミックスジュース、カフェオレ。

カフェオレは、コーヒーと牛乳がそれぞれ温かいポットに入れられて、自分で混ぜることができるのでミルクたっぷりで楽しみました。夕食はかなり食べたので朝はあまりお腹が空いておらず、パンを食べきれなかったので包んでもらい、持ち帰りました。帰りの箱根登山鉄道で食べた時も美味しかったです。

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時間ギリギリまで部屋でのんびりして、チェックアウト。14000円ぶんもワイン飲んでて目玉が飛び出そうに。ソムリエおすすめセットの前に2杯もスパーリング飲んだもんね…。おすすめセットもよく考えたら7500円〜って書いてあって、内訳には9,000円って載ってた。不覚。まぁでも沢山美味しいワイン飲ませてもらったわ。オーベルジュ協会のスタンプカードを発行してもらい、全国のオーベルジュを周ろうと思いましたとさ。

まとめ

オーベルジュの草分け、巨匠が手がけた日本初のオーベルジュというだけあって、期待を上回る極上フレンチがいただけたオー・ミラドー。施設にもフランスっぽさが溢れていて可愛く、箱根の温泉も楽しめる、素晴らしい宿でした。1人泊でも気兼ねなくお料理を味わい、ゆっくり過ごすことができました。次は絶品のお料理を夫と堪能したい!

ここまで本格的なオーベルジュは初めて泊まりましたが、オーベルジュにハマるきっかけとなった伊香保温泉の「洋風旅館ぴのん」や、夫と行った伊豆高原の「花の森クラリス」も宿泊記を書いていますので、ご興味があれば是非ご覧ください。

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